積雪後の降雨の影響を考慮した積雪荷重の実スケール仮設屋根を用いた計測実験

新潟県長岡市の雪氷防災研究センター構内に設置した実物大の実験用仮設屋根を用いた、降雪後の降雨を考慮した屋根上の積雪荷重の実測調査が行われ、積雪後に雨を降らせる装置に弊社のレインノズルが使用されました。

より実際の状況に近づけるため、本物に近い雨を再現するレインノズルがこの実験に選ばれました。

実験概要
(1)実験条件
仮設屋根に一定の積雪深の雪を積もらせ、一定の降雨を与えた時の荷重の増加量と、その時間的変化を計測する。

(2)実験での主な検証項目
ロードセルによる屋根荷重の計測、屋根雪状況の変化、流量計による屋根面からの流出量、スノーサンプラーによる密度計測。

(3)試験体の概要
雪氷防災研究センター構内に、一般の建築物に用いられる屋根材や鋼材を使用した仮設屋根を設置し、仮設屋根流下側端部に雨どいを設け流出水を集め、その流路に流量計を取り付けた。
また、一定量の降雨を供給するため人工降雨装置を設置した。
さらに、試験体3,4には屋根全体の荷重の変化を計測するため足場支柱4点にロードセルを設置した。

試験体1 ,スパン長:50m 屋根勾配2°
試験体2 ,スパン長:20m 屋根勾配2°
試験体3 ,スパン長: 5m 屋根勾配2°
試験体4 ,スパン長: 5m 屋根勾配10°